弘法大師伝説の「逆杖の公孫樹」 [南予編]
松野町奥内地区の薬師堂境内にそびえ立つ「逆杖の公孫樹(さかづえのいちょう)」が黄葉の時期を迎えた。若き修行僧空海が、杖にしていたイチョウの枝を刺し立てたものから芽生えたとの伝説が残されている。伝説どうりだと樹齢1200年になるが、平成20年の巨樹調査によると推定樹齢750年とされている。杖を差してイチョウの大木になった話は弘法大師だけではなく、法然上人・親鸞聖人・慈覚大師なども全国各地の伝説になっている。枝先が下に伸びるイチョウは杖を逆さに刺したからだとされ、逆杖のイチョウと呼ばれている。
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